みなさん、こんにちは。キャリアコンサルタントの百太郎です。
今日はみなさんが日常で感じえる、「認知的不協和」についてお話します。
「認知的不協和」はアメリカの心理学者レオン・フェスティンガーが唱えた理論です。
難しいことはさておき、出来るだけ簡単に解説していきます。
認知的不協和って!?
みなさんはこれまで、「自分が信じていたことが覆される」や「自分に都合の悪い事実を知らされる」と言った経験はありませんか?
例えば、
「痩せるためにはカロリー制限が最も有効!」って信じていたのに
「カロリーよりも糖質制限が有効だ!」っていう新しい理論が出てきたり…
他には
大好きな食べ物があって毎日食べているのに、その食べ物が実は体に悪いという事実を突きつけられたり。
こんなことが起こった時に感じる「不快感」を「認知的不協和」と呼びます。
認知的不協和が発生したら
不快感?って言われると、なんだか文句を言いたい人だけが感じるものと思われるかもしれませんが、実はみなさんが感じるものなんです。
「せっかく今までやってきたのに…」や「わかっちゃいるけどなぁ…」なんて感じたことがある人は「認知的不協和」をしっかり感じている人です。
そして、この「不協和」を感じた人はどうにかして解消しようとします。
その方法は実は2つしかないと言われています。
認知的不協和の解消法
その1「新しい事実を受け入れて、自分の行動を変える」
美味しいものの例で考えてみます。
「美味しいのに食べると体に悪い」という事実は「食べたい」という気持ちと「体に悪い」という事実の間で矛盾が発生します。
これを解消するために、「体に悪い」という事実を尊重して、自分の行動を変える、すなわち「もう食べない」という選択をすることで「不協和」を解消します。
その2「新しい事実を否定しする」
もうひとつの方法は、「体に悪い」という事実を否定する。
「そんなこと言ったって、今まで食べてきてるから問題ないようね…」って感じで「新しい事実」を否定し自分の気持ちを優先するという方法で解消しようとします。
偏ってはいませんか?
さて、ここまで説明をしてきましたが、みなさんの解消法はいかがですか?
どちらか片方に偏ってませんか?
・外からの情報に流されて自分の行動がころころ変わってしまう。
・周りからの情報に耳を傾けず、自分本意選択ばかりしてしまう。
どちらかに偏り過ぎても、正しい選択にはなりませんよね。
時には「自分の行動を変える」、また時には「事実を否定し、自分の信じる道を進む」
その時に応じた判断をできるようにして行きたいものですね。
この選択をする上で重要になってくるのは「自己効力感」。自分は選択しても大丈夫なんだという気持ちです。
自己効力感をあげるには小さな自信をつけること。
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